公益社団法人日本口腔インプラント学会 第46回東北・北海道支部学術大会

大会長挨拶

公益社団法人日本口腔インプラント学会
第46回東北・北海道支部学術大会
大会長 今 一裕
(岩手医科大学歯学部 歯科補綴学講座 冠橋義歯・口腔インプラント学分野)

 このたび、日本口腔インプラント学会 東北・北海道支部学術大会を開催するにあたり、大会長として謹んでご挨拶申し上げます。


 近年、歯科医療分野においてデジタルトランスフォーメーション(DX)は急速に進展し、インプラント治療においても、口腔内スキャナー、CBCT、デジタルプランニング、サージカルガイド、CAD/CAMによる補綴装置の製作などが日常臨床に広く導入される時代となりました。これらのデジタル技術は、診断および治療計画の精度向上、安全性の向上および治療手技の標準化に大きく貢献しています。


 一方で、インプラント治療の最終的な評価は、短期的な成功のみならず、長期にわたり機能・審美・周囲組織の健康を維持できるかどうかにあります。DXの進展により得られる多くの情報や技術を、いかに適切な臨床判断へと統合し、長期的な経過の向上につなげていくかは、現在のインプラント治療における重要な課題であると考えます。


 本学術大会では、「インプラント治療DX時代の長期予後を考える」をテーマに掲げ、デジタル技術の現状と可能性を整理するとともに、補綴主導型治療計画、外科・補綴の連携、周囲組織マネジメント、メインテナンスを含めた長期的視点からのインプラント治療について、多角的に議論できる場を企画したいと考えております。


 本大会が、日常臨床におけるデジタル技術の適切な活用と、長期的な経過を見据えたインプラント治療の質の向上につながる有意義な機会となることを願っております。実行委員が一丸となり、皆様をお迎えするために精一杯準備を進めております。多くの皆様のご参加をお願い申し上げます。